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大阪市城東区のバレエ教室 

市原典子バレエアカデミーSoRa[空]

月: 2021年11月

トゥシューズで立つ その2

トゥシューズで立っている状態とは、つま先が伸び、足の甲も伸び、その延長にすねの骨を立てている状態が保たれている状態のことです。

もしも、つま先が伸びず、甲も伸びなければ、かかとが落ち、すねの骨を甲や足首の延長上に真っ直ぐに保つことができなくなってしまいます。

日々のレッスンで、つま先を伸ばす「タンジュ」や「ジュッテ」をしているのはその為です。

その為のレッスンがクリア出来てもトゥシューズで立っている状態は自分の体重プラス、踊る事による重力もかかるので大変です。これはかなりの力(筋力)が必要になります。

また、つま先と甲が伸びてすねの骨をまっすぐ立てるだけでは膝が曲がってしまいます。その上の太ももの筋力さらに上のお尻の筋肉、又さらに上の上半身の筋肉(腹筋や背筋、脇の力など)を使って立っています。体重や重力に打ち勝つための力(筋力)を日々のレッスンで鍛えているのです。

まずはレッスンで筋力を鍛えることで、その先に軽やかなポワントワークによる踊りが生まれるのです。

トゥシューズで立つ

当アカデミーでは、JrBクラス(4年生以上)から憧れのポアント(トゥシューズ)を履き始めます。

足が強くなり、つま先やひざが伸びるようになるのがポアントを履く目安となるのですがなかなかこれが難しく、力も入り大変なのです。

この続きはまた次回に詳しくご説明します。

今できること

私事ではありますが今年最後の舞台が終了いたしました。

今年は3本、「マノン」「雪のP.D」そして「白鳥」とすべて沖潮先生と踊らせていただきましたが、先生とご一緒するたびに学びがあります。

作品の世界を創り上げるためのリハーサルを何日も何時間もかけて行い、パートナリングを確認し合うなかで、思うようにいかないことがあると気持ちの落ち込みや舞台への不安が押し寄せてきます。

「踊ることの意味」や「これが最後の舞台かもしれない」と舞台前になるといつも考えてしまいます。これはケガの痛みや思うように動けないなど自分への苛立ちから舞台に対して弱気になっているということです。

こんな時は一旦頭の中を整理する必要があります。今の課題は何か?その解決方法はあるのか?今するべきことは・・

一人で悩み考える必要はありません。先生に相談しアドバイスをいただくことで「今できること」が見えてくるのです。自らの体験をもとにこれからもSoRaの生徒たちにそんなアドバイスができるように学び続けることが大切だなと改めて思いました。

今回の舞台では、舞台統括の山本悦子先生や上田亜樹子先生、Gathering with dancers事務局の方々に大変お世話になりました。

見に来てくださった方々、遠方まで有難うございました。